インクジェットとは直接生地にインクを吹きかけて印刷する方法です。ご家庭や会社でご使用されるプリンターのアパレル版と考えて頂ければと思います。
パーカー.jpのインクジェットマシンはブラザーのGTX PROを使用しています。
インクジェットのメリットは
・フルカラーでプリントと可能。
・小ロットの生産可能。
インクジェットのデメリットは
・ボディが濃い色の場合は発色剤を使用(無害)
→納品時に跡が残る(洗濯後取れます)。
・発色剤を使用した場合ベージュ系のボディは不可
・綿製品に限られる。(一部ポリエステルOK)
DTFはインクジェットと似ており、同じマシンを使用してプリントします。
ダイレクトインクジェットは素材に直接インクを吹きかけますが、DTFの場合はまず転写シートにデザインをプリントし
、そのシートを生地に熱圧着で張り付ける方法です。最近ではどこのプリント業者さんも、インクジェットプリントやカッティングプリント、トナープリントからDTFプリントの一本化が進んでおり、今一番注目のプリント方法です。
DTFプリントのメリットは
・フルカラーでプリントと可能。
・素材を選ばず何でもプリント可能。
・インクジェットよりも発色が良い。
・小ロットの生産可能。
DTFプリントのデメリットは
・プリント面がつるつるしている。
→生地には馴染みません。
・ほんの少し糊跡が残る場合もある。
・グラデーションが不向き。
カッティングプリントは1色のシートを専用のマシンでカットして熱圧着で仕上げます。
一番わかりやすい例が、ユニフォームの背番号などで使用されます。小ロットで一番早くプリントできる方法です。
カッティングプリントのメリットは
・早くプリントができる。
・シートプリントだが生地に馴染みやすい。
・インクジェットやDTFよりも安い。
・小ロットの生産可能。
・素材を選ばず何でもプリント可能。
カッティングプリントのデメリットは
・1色のみのプリント方法(シートカラーは20色以上あります)。
・決まったシートカラーのみ。
・細かいデザインや細い線はカット不可。
シルクスクリーンプリント(シルクプリント)とは、プリント1色につき、1つの版を作ります。
つまり2色のデザインであれば、版は2つ必要になります。
少ない色数かつ大量生産の際にコストダウンが出来るプリント方法です。
シルクプリントのメリットは
・大量生産に強くコストダウンが出来る。
・発色は一番良い。
・素材を選ばず何でもプリント可能。
シルクプリントのデメリットは
・小ロット不可。
・多色の場合はコスト増。
インクジェットとDTFのプリントはどちらが良いかというものがありません。
それぞれの好みになってしまいますが、発色が良い方を望むのであればDTFプリントが良いですし、風合いを望むのであればインクジェットがおすすめです。
しかしどちらのプリントに於いても、メリットとデメリットは存在します。
また、ベージュ系のボディの場合はインクジェットで使用する発色剤の影響により、生地に赤みや変色がみられる場合があるため、DTFプリントのご提案をさせて頂いております。
少しでも疑問点がありましたら、お気軽にご相談して頂ければと思います。
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